情報処理技術者試験 システムアーキテクト 午後1の分析 1

今回は午後1の問題について、おもに次のようなことがわかればよいと思い、まずは過去問の分析をしました。

  1. 出題傾向・パターンはあるのか
  2. 問題に当たりはずれはあるのか
  3. 落とし穴はあるのか

結論としては、業務SEは、要件に関する問題と、設計に関する問題、組込みエンジニアは、設計に関する問題と問4を解答すれば良さそうということのようです。

 

過去問の分析

なにはともあれ、まずは過去問の分析を行います。問題文を逐一読み込めばよいのですが、そんな時間ありませんので、過去3年分の「解答」と「講評」を読むことで、出題傾向や、正答率等を読み解こくこにしました。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:過去問題

実施したこと

過去3年分(H28~26年)の過去問について、以下の情報をまとめました。

  • タイトルの収集
  • 「解答」における出題趣旨の収集
  • 「講評」における全体評価

結果はこんな感じでした。

 

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分析

それでは、知りたかった観点について、どうだったかを確認していきましょう。

出題傾向・パターンはあるのか

問題のタイトルと出題趣旨を読むと、傾向・パターンは「出題の対象となるシステム」「問われていること」の2パターンあるようです。

  • 出題の対象となるシステムは、「入出庫に関するシステム」「オンライン照会システム」「組込み機器を含むシステム」がかならず出題されており、「売上・回収」を含むシステムもよく出題されます。
  • 問われていることについては「企業のシステム全体構成を問う出題」「要件定義に関する出題」「機能要求から外部設計・内部設計」を行う出題」「組込み機器を含むシステムのアーキテクチャ・機能仕様の策定」が出題されます。
問題に当たりはずれはあるのか

全体評価を見ると当たりはずれはあるようです。「講評」では、全体的な正答率の傾向について書いてあります。ただしH28年は書いていないので、個々の設問の正答率の状況を総合して、私のほうで正答率が低いだろうと思われる問をピックアップしました。

毎年1問は正答率が低い問題がありますが、これといったパターンはありません。逆に、毎年正答率が高い問題はあるようです。

  • 要件定義に関する出題
  • 機能要件をもとに外部設計・内部設計を問う問題
  • 組込み機器を含むシステムのアーキテクチャ・機能仕様の策定(いわゆる問4)

午後1は4問中2問選択ですから、業務SEは、要件に関する問題と、設計に関する問題、組込みエンジニアは、設計に関する問題と問4を解答すればハズレを引かない、ということでしょうか。

落とし穴はあるのか

間違えやすいパターンをきちんと押さえて、パス率を高めたいものです。「講評」では、不正解となった解答の傾向について説明していますので、これを読んで他山の石としたいところです。

ざっと3年分目を通したところ、以下のような間違いの傾向があるようです。対策としては過去問を解く際によく注意することにしましょう。

  • 入出庫や売上の計上タイミング等ビジネスルールの理解が不十分
  • 機能に対するメリットや制約条件の深掘りが不足している
  • 理由の記載がない
  • そもそも問題文を読み取れていない

午前1対策

ということで、対策としては、以下のようなものになるのではないでしょうか。

  • H28年の問題を4問解く
  • H27年、26年については、自分の得意な問題をピックアップして解いておく。業務SE、組込みSE向のハズレを引かない問題を解いても可。
  • 過去の講評をよく読んで、よくある誤りの傾向を掴む